「食洗機って本当に必要なの?」
「高いお金を出して買う価値はある?」
「手洗いでも十分じゃない?」
新築やリフォームをきっかけに食洗機を検討している方や、卓上タイプの購入を考えている方は多いのではないでしょうか。
一方で、
- 「予洗いが面倒」
- 「思ったより食器が入らない」
- 「結局使わなくなった」
- 「買って後悔した」
といった口コミを見て、不安になっている方もいると思います。
この記事では、長年ビルトイン食洗機を毎日使ってきた経験と、パナソニックなどメーカーの情報をもとに、
- 食洗機のメリット・デメリット
- 本当に時短になるのか
- 共働き家庭におすすめできる理由
- 後悔しないためのポイント
を詳しく紹介します。
食洗機は本当に必要?
結論から言うと、共働き家庭や子育て家庭には食洗機を強くおすすめします。
もちろん、すべての家庭に必要というわけではありません。
しかし、
- 毎日料理をする
- 子どもがいる
- 食器の量が多い
- 夜の家事を少しでも減らしたい
という家庭なら、満足度は非常に高い家電です。
パナソニックの試算では、手洗いに約20分かかる食器洗いが、食洗機なら食器をセットしてボタンを押すまで約5分で済みます。
つまり、1回あたり約15分、1日2回なら約30分の時短になります。
30分あれば、
- 子どもと遊ぶ
- お風呂をゆっくり楽しむ
- 翌日の準備をする
- 少し早く寝る
など、毎日の生活に余裕が生まれます。
家事そのものがゼロになるわけではありませんが、「毎日30分」の積み重ねは想像以上に大きな違いです。
一人暮らしや自炊が少ない家庭は不要な場合も
一方で、次のような家庭では必須とは言えません。
- 一人暮らし
- 外食や中食が中心
- 食器が毎回2〜3枚しか出ない
- キッチンに設置スペースがない
このような場合は、手洗いでも短時間で終わるため、食洗機のメリットを感じにくいでしょう。
生活スタイルによって必要性は変わります。
食洗機を使うメリット
食器洗いの時間を大幅に減らせる
食洗機最大のメリットは、やはり時短です。
食器を並べてボタンを押せば、あとは洗浄から乾燥まで自動で行ってくれます。
もちろん、
- 食器を並べる
- 洗い終わった食器を食器棚へ戻す
という作業は必要です。
それでも、シンクの前で何十分も食器を洗い続ける必要はありません。
特に夕食後は、
- 子どもの宿題を見る
- お風呂
- 寝かしつけ
- 保育園や学校の準備
など、やることが山積みです。
その時間帯に食器洗いから解放されるだけでも、精神的な負担はかなり軽くなります。
子どもとの時間や自分の時間が増える
共働き家庭では、夜は時間との勝負です。
食洗機を導入すると、食後の食器洗いに使っていた時間を、
- 子どもと遊ぶ時間
- 家族との団らん
- 自分の休憩時間
に充てられるようになります。
「まだ食器を洗っていない……」というプレッシャーがなくなるだけでも、気持ちに余裕が生まれます。
数字では表せませんが、この心理的な負担の軽減も大きなメリットです。
高温洗浄で衛生的
食洗機は、手洗いでは難しい高温のお湯で洗浄します。
メーカーによって多少異なりますが、50〜80℃程度の高温水で洗浄するため、油汚れにも強く、衛生面でも安心感があります。
パナソニックでは、高温・高圧水流による除菌効果も案内されています。
もちろん、「どんな菌でも100%除菌できる」という意味ではありません。
しかし、家庭での日常使いとしては、手洗いよりも衛生的な洗浄が期待できます。
手荒れしにくい
冬になると、お湯と洗剤で手が荒れてしまう方も多いのではないでしょうか。
食洗機を使うようになると、手洗いの回数が減るため、洗剤やお湯に触れる時間も少なくなります。
その結果、冬場の手荒れが軽減したと感じる方も多くいます。
毎日料理をする方にとっては、意外と大きなメリットです。
水道代の節約につながる
食洗機は意外にも節水効果があります。
パナソニックの試算では、約5人分の食器を洗う場合、手洗いでは約65Lの水を使うのに対し、食洗機では約10L程度で済みます。
電気代はかかりますが、手洗いでお湯を使う家庭では、水道代・給湯代を含めたトータルのランニングコストは食洗機の方が安くなるケースがほとんどです。
※水だけで手洗いする場合は、条件によって結果が異なることがあります。
食洗機のデメリット
もちろん、食洗機にもデメリットはあります。
購入前に知っておきたいポイントも紹介します。
本体価格や設置費用がかかる
食洗機は決して安い家電ではありません。
ビルトインタイプなら設置工事も必要になるため、初期費用はそれなりにかかります。
そのため、「家事の時短にどれだけ価値を感じるか」が購入の判断ポイントになります。
食器の並べ方には慣れが必要
食洗機は、適当に食器を入れればきれいになるわけではありません。
水流が当たりやすいように並べる必要があります。
最初は少し戸惑うかもしれませんが、数日使えば自然とコツが分かってきます。
ビルトインでも一度に入りきらないことがある
「深型なら全部入る」と思われがちですが、家族の人数や食器の量によっては、一度で入りきらないこともあります。
特に子育て家庭では、調理器具や水筒、大皿なども増えるため、想像以上に容量を使います。
とはいえ、運用を工夫すれば十分対応できます。
実際の使い方は後半で詳しく紹介します。
落ちにくい汚れもある
メーカーでは「予洗い不要」と案内されていますが、手洗いと同じように苦手な汚れもあります。
例えば、こびりついたご飯粒やグラタンの焦げ付きなどは、一度の運転では落ちきらないことがあります。
「どんな汚れでも完璧に落としてくれる魔法の家電」と期待しすぎず、汚れの種類に応じて少し工夫することが大切です。
具体的な汚れの例や予洗いのコツについては、次の章で詳しく紹介します。
予洗いは本当に必要?
「食洗機は予洗いが面倒だから意味がない」
そんな話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
実際には、現在の食洗機は「スポンジでゴシゴシ洗うような予洗い」は基本的に不要です。
パナソニックでも、大きな食べ残しを取り除けば、スポンジでこするような予洗いは不要と案内しています。
実際に使っている中でも、ほとんどの場合は次の程度で十分です。
- 食べ残しをゴミ箱へ捨てる
- 水で軽く流す
- そのまま食洗機へ入れる
スポンジや洗剤を使って洗うことは、ほとんどありません。
一方で、次のような汚れは食洗機でも落ちにくいことがあります。
- 乾燥して固まったご飯粒
- チーズが焦げ付いたグラタン皿
- 卵が固まった汚れ
- カレーやシチューが乾いたもの
このような場合は、水につけておいたり、軽くこすったりしてから入れると、きれいになりやすくなります。
「予洗いは必要か」というより、「落ちにくい汚れだけ少し工夫する」というイメージが近いでしょう。
ビルトイン深型食洗機を長年使って感じたこと
食洗機のない生活は考えられない
正直なところ、今では食洗機のない生活は考えられません。
毎日使うことが当たり前になっているので、もし故障して使えなくなったら、一番困る家電かもしれません。
実際、一度だけ部品交換が必要な故障があり、修理を依頼したことがあります。
修理が終わるまでの間は久しぶりに手洗いをしましたが、食洗器のありがたさを改めて実感しました。
それ以来、「多少修理代がかかっても使い続けたい」と思うほど、生活に欠かせない存在になっています。
深型でも、一度では入りきらない日がある
ビルトイン食洗機の深型タイプでも、5人家族では、一度ですべて入りきらない日があります。
特に、
- フライパン
- ボウル
- まな板
- 調理器具
- 子どもの水筒
- 保育園で使ったコップ
などが重なると、容量いっぱいになります。
そこで実際には、
夕食を食べ始める前(調理が終わったタイミングで)
- 調理器具
- 水筒
- コップ
を先に洗い、
夕食後
- 食事で使った食器
をまとめてもう一度洗う、という使い方をしています。
「一回ですべて洗えるか」だけではなく、生活スタイルに合わせて運用すると、シンクに洗い物がたまりにくくなり、家事のストレスも大きく減ります。
高温洗浄だからこその安心感
食洗機を長年使っていて感じるのは、高温で洗えることの安心感です。
手洗いでは熱くて触れない温度のお湯で洗浄・乾燥するため、衛生面でも心強く感じています。
子どもが赤ちゃんだった頃は、哺乳瓶も食洗機で洗浄していました。
なお、哺乳瓶の消毒方法については、メーカーや医療機関によって推奨方法が異なる場合があります。使用する製品の取扱説明書や案内に従ってください。
食洗機を長く快適に使うコツ
残さいフィルターは毎回掃除する
これは少し面倒ですが、毎回やることをおすすめします。
フィルターに食べかすがたまったままだと、
- ニオイ
- 洗浄力の低下
- 故障
につながる可能性があります。
掃除自体は1分もかからないので、運転後の習慣にしてしまうと負担はそれほど感じません。
定期的に庫内クリーニングをする
毎日使っていると、見えない部分には油汚れや水あかが少しずつ蓄積します。
メーカーでも、食洗機専用クリーナーを使った定期的なお手入れが推奨されています。
長く安心して使うためにも、定期的にお手入れすることをおすすめします。
こんな人には食洗機がおすすめ
- 共働きで夜の時間が足りない
- 子どもがいて食器が多い
- 毎日自炊をしている
- 手荒れに悩んでいる
- 家事を少しでも減らしたい
「食器を洗う」という作業だけではなく、「毎日やらなければならない家事が一つ減る」という効果は想像以上に大きいものです。
こんな人は不要かもしれません
- 一人暮らし
- 外食が多い
- 食器がほとんど出ない
- 食洗機非対応の食器を多く使っている
- キッチンに設置スペースがない
家族構成や生活スタイルによって必要性は変わるため、自分の生活に合っているかを考えて選ぶことが大切です。
よくある質問
電気代は高くなりますか?
食洗機はヒーターでお湯を作るため、電気代はかかります。
ただし、手洗いでお湯を使う場合は、水道代や給湯代を含めたトータルのランニングコストが食洗機の方が安くなるケースが多く、メーカーでも節約効果が紹介されています。
一方、水だけで手洗いする場合は、条件によって結果が変わることがあります。
普通の食器用洗剤は使えますか?
使えません。
食洗機には必ず食洗機専用洗剤を使用してください。
手洗い用の液体洗剤を入れると、大量の泡が発生し、水漏れや故障の原因になることがあります。
初めて使う方がやってしまいがちな失敗なので、必ず専用洗剤を使用しましょう。
水筒やフライパンも洗えますか?
食洗機対応であれば洗えます。
ただし、
- 木製食器
- 漆器
- アルミ製品
- 金銀の装飾がある食器
などは食洗機に対応していない場合があります。
また、フッ素樹脂加工(テフロン)のフライパンは、高温や強力な洗剤によってコーティングが傷む場合があります。
必ず「食洗機対応」と表示された製品を使用しましょう。
まとめ
食洗機は、すべての家庭に必要な家電ではありません。
しかし、共働きや子育て家庭のように毎日の家事が多い家庭では、「あると便利」ではなく、「生活を支えてくれる家電」になる可能性があります。
食後にシンクいっぱいの食器を見てため息をつくことが減り、その時間を子どもと過ごしたり、翌日の準備をしたり、自分の休息に充てられるようになりました。
もちろん、導入費用や設置スペースなど、検討すべき点もあります。
それでも、家事の負担を少しでも減らしたいと考えている共働き家庭であれば、一度検討する価値は十分にある家電だと思います。



コメント