FP2級やAFPの次に、FP1級とCFPのどちらを目指すべきか迷う人は多いです。
結論からいうと、FP1級とCFPは難しさの種類が違います。短期集中で広い範囲を一気に突破する難しさはFP1級、6課目を長期的に積み上げる大変さはCFPにあります。
この記事では、難易度・取得ルート・合格率・費用・仕事での活かし方を比較しながら、忙しい社会人や子育て世帯でも判断しやすいように整理します。
FP1級とCFPはどっちが難しい?
結論は「何を難しいと感じるか」で変わる
FP1級とCFPは、単純に「どちらが上」と比べにくい資格です。FP1級は国家資格、CFPは日本FP協会が認定する国際的な民間資格で、試験制度も合格までの流れも異なります。
FP1級は、広い範囲を一度に学習し、学科と実技を突破する必要があります。一方、CFPは6課目の科目合格制で、課目ごとに受験できますが、すべてに合格するまで時間がかかりやすいです。
そのため、短期間で一気に仕上げるのが苦手な人にはFP1級が重く感じられます。反対に、長期間モチベーションを保つのが苦手な人にはCFPが大変に感じられるでしょう。
一発合格の難しさはFP1級、継続学習の大変さはCFPと考えられる
FP1級の学科試験は、ライフプラン、リスク、金融、タックス、不動産、相続などをまとめて問われます。基礎知識だけでなく、計算力や制度を組み合わせる応用力も必要です。
CFPも同じ6分野を扱いますが、6課目に分かれています。1課目ずつ受験できるため、仕事や家庭と両立しやすい面があります。ただし、全6課目をそろえるまで学習を続ける必要があります。
合格率だけを見るとCFPの各課目の方が高く見える場合があります。しかし、CFPは「1課目ごとの合格率」であり、6課目すべてに合格する大変さは別に考える必要があります。
忙しい社会人・子育て世帯は学習期間の取り方も重要
30〜40代の共働き家庭では、勉強時間をまとめて確保するのが難しいこともあります。平日は仕事、帰宅後は家事や育児で、夜に机へ向かう余力が残らない日もあるでしょう。
FP1級は、試験日に向けて一定期間しっかり仕上げる学習が向いています。CFPは、今回は金融とタックス、次回は不動産と相続のように、課目を分けて進めやすいのが特徴です。
難易度を判断するときは、試験そのものの難しさだけでなく、自分の生活の中で学習を継続できるかを考えることが大切です。
FP1級とCFPの基本的な違い
FP1級は国家資格、CFPは民間資格
FP1級は「1級ファイナンシャル・プランニング技能士」と呼ばれる国家資格です。技能検定制度に基づく資格で、一度取得すればFP技能士として名乗ることができます。
CFPは、日本FP協会が認定する民間資格です。国際的なFP資格として位置づけられており、正式にはCFP®認定者と表記されます。
国家資格か民間資格かの違いはありますが、どちらもFP分野では高い専門性を示す資格とされています。上位・下位ではなく、目的や使い方が異なる資格と考えると分かりやすいです。
認定団体・資格の位置づけの違い
FP技能検定は、金融財政事情研究会、いわゆる「きんざい」と日本FP協会が実施しています。1級については、学科試験はきんざい、実技試験はきんざいまたは日本FP協会で実施されています。
CFPは日本FP協会が管理・認定する資格です。受験するには、原則としてAFP認定者である必要があります。
実務での見られ方も少し違います。国家資格としての分かりやすさを重視するならFP1級、FPとして継続的に活動している印象を出しやすいのはCFPと考えられます。
名刺やプロフィールでの表記の違い
FP1級を取得すると、「1級ファイナンシャル・プランニング技能士」または「1級FP技能士」と表記できます。国家資格であることを伝えやすい表記です。
CFPは「CFP®認定者」などと表記します。CFP®は商標に関する表記ルールがあるため、名刺やプロフィールで使う場合は日本FP協会の案内を確認しておくと安心です。
相談業務や講師、ライターなどで活動する場合、どちらの資格名も信頼材料になります。ただし、資格名だけで仕事が決まるわけではなく、経験や発信内容もあわせて見られます。
FP1級とCFPの取得ルートを比較
| 比較項目 | FP1級 | CFP |
|---|---|---|
| 資格区分 | 国家資格 | 民間資格・国際的なFP資格 |
| 主な実施・認定団体 | きんざい、日本FP協会 | 日本FP協会 |
| 受験資格 | 実務経験やFP2級合格など条件あり | AFP認定者であることが基本 |
| 試験形式 | 学科・実技 | 6課目試験 |
| 合格の仕組み | 学科と実技に合格 | 6課目合格後、認定要件を満たす |
| 難しさの特徴 | 一度の試験範囲が広い | 長期戦になりやすい |
| 更新制度 | FP技能士資格自体は基本なし | 継続教育・更新が必要 |
FP1級の主な取得ルート
FP1級の一般的なルートは、FP2級合格後、一定の実務経験を満たして1級学科試験を受ける流れです。学科に合格した後、実技試験に合格すると1級FP技能士となります。
主な流れは、次のように整理できます。
- FP2級合格と実務経験などの受検資格を満たす
- FP1級学科試験を受検する
- 学科合格後、FP1級実技試験を受検する
- 実技試験に合格して1級FP技能士となる
注意したいのは、FP2級に合格しただけでは、すぐに1級学科を受検できるとは限らない点です。実務経験の要件や該当範囲は、必ず公式情報で確認しましょう。
CFPの主な取得ルート
CFPは、まずAFP認定者であることが基本条件です。そのうえで、CFP資格審査試験の6課目すべてに合格し、所定の認定要件を満たす必要があります。
主な流れは、次のとおりです。
- AFP認定者になる
- CFP資格審査試験の6課目に合格する
- CFPエントリー研修を受講する
- 実務経験などの認定要件を満たす
- CFP認定者として登録する
CFPは試験に合格しただけで自動的に認定されるわけではありません。登録や研修、実務経験なども含めて計画する必要があります。
AFP認定者かどうかで選びやすいルートが変わる
すでにAFP認定者であれば、CFP試験へ進みやすい状態です。課目ごとに受験できるため、忙しい人でも学習計画を分けやすいのがメリットです。
一方、AFP認定者でない場合は、まずAFP認定を受ける必要があります。FP2級は持っているけれどAFP登録はしていない人は、この手続きや費用も含めて考えましょう。
FP1級を直接目指す場合は、実務経験の有無が大きなポイントです。実務経験が足りない場合、CFP経由のルートが現実的な選択肢になることもあります。
CFP経由でFP1級実技に進むルートもある
CFP資格審査試験の全6課目に合格すると、FP1級学科試験の受検資格に関係するルートとして活用できる場合があります。具体的には、1級学科試験を経ずに1級実技試験へ進めるルートとして知られています。
ただし、CFPに合格すればFP1級が自動的にもらえるわけではありません。FP1級技能士になるには、別途1級実技試験に合格する必要があります。
AFPを持っている人にとっては、「CFP6課目合格からFP1級実技へ」という流れは有力な選択肢です。最新の受検資格は、きんざいまたは日本FP協会の公式サイトで確認してください。
試験内容・合格率・勉強時間の違い
試験科目の違い
FP1級とCFPで扱う分野は、大きくは共通しています。ライフプラン、リスク管理、金融資産運用、タックス、不動産、相続・事業承継などです。
違いは、問われ方にあります。FP1級は学科で広い範囲をまとめて問われ、実技では相談事例への対応力も必要です。
CFPは6課目に分かれており、それぞれの課目で深い理解と計算処理が求められます。1課目ずつ学べる反面、苦手課目を残すと長期化しやすいです。
FP1級の学科・実技試験の特徴
FP1級の学科試験は、基礎編と応用編に分かれています。基礎編では幅広い知識、応用編では計算や記述を含む実践的な力が求められます。
実技試験は、きんざいと日本FP協会で形式が異なります。きんざいは面接形式、日本FP協会は筆記形式とされています。
どちらを選ぶかで対策方法が変わります。人前で説明するのが得意な人、計算や論述を紙面で整理するのが得意な人など、自分に合う形式を確認しておきましょう。
CFPの6課目試験の特徴
CFP資格審査試験は、6課目それぞれで合格を目指す形式です。各課目は四肢択一式とされ、計算問題も多く、時間配分が重要になります。
課目合格制なので、すべてを一度に受ける必要はありません。仕事や家庭の状況に合わせて、1回の試験で1〜2課目ずつ受ける方法もあります。
ただし、6課目の難易度が均一に感じられるとは限りません。得意分野から進めるか、苦手分野を早めに片づけるかは、学習計画に大きく影響します。
合格率を見るときの注意点
合格率だけで難易度を判断するのは注意が必要です。FP1級学科は、受検者がFP2級合格者や実務経験者などであるにもかかわらず、合格率は低めに推移することがあります。
CFPは各課目の合格率が30〜40%前後とされることがありますが、これは1課目ごとの数字です。6課目すべてに合格する負担は別に考える必要があります。
また、合格率は試験回によって変動します。最新の合格率や試験データは、日本FP協会やきんざいの公式サイトで確認しましょう。
必要な勉強時間の目安
勉強時間は、保有知識や実務経験によって大きく変わります。一般的には、FP1級で500〜1,000時間程度、CFPで1課目100〜150時間、合計600〜900時間程度が目安とされています。
ただし、FP2級からのブランクが長い人、税制や不動産が苦手な人は、さらに時間が必要になる場合があります。反対に、実務で毎日扱う分野は短縮できることもあります。
大切なのは、総時間だけでなく週に何時間確保できるかです。週5時間なら長期戦、週15時間以上取れるなら短期集中も検討しやすくなります。
FP1級が難しいと感じやすいポイント
学科試験の範囲が広く、応用力が求められる
FP1級が難しいとされる大きな理由は、試験範囲の広さです。FP2級で学んだ内容を土台にしつつ、より細かい制度や複雑な計算まで対応する必要があります。
特に応用編では、知識を覚えているだけでは得点しにくい問題もあります。問題文から条件を読み取り、どの制度や計算式を使うか判断する力が求められます。
そのため、テキストを読むだけでは不十分になりがちです。過去問を繰り返し解き、間違えた理由を確認する学習が重要です。
受験資格のハードルがある
FP1級は、誰でもすぐに受検できる試験ではありません。学科試験には、FP2級合格と実務経験などの条件があります。
実務経験に該当するかどうかは、勤務先や業務内容によって判断が必要です。金融・保険・不動産だけでなく、関連業務が対象になる場合もありますが、個別判断は公式情報を確認しましょう。
実務経験が不足している人は、FP1級の直接ルートが難しいことがあります。その場合、AFPからCFPへ進むルートも検討対象になります。
試験日程が限られ、再挑戦まで時間が空く場合がある
FP1級学科試験は、年3回(1月・5月・9月)実施されていますが、毎月受けられるわけではありません。不合格だった場合、次回まで数か月空くことがあります。
この期間を前向きに使えればよいですが、仕事や家庭が忙しいと学習リズムが崩れやすくなります。再挑戦までの計画を立て直す力も必要です。
試験日から逆算し、直前期に詰め込みすぎない計画を作りましょう。子育て中なら、家族行事や繁忙期も考慮しておくと安心です。
実技試験対策も必要になる
FP1級は、学科に合格して終わりではありません。実技試験にも合格して、はじめて1級FP技能士となります。
きんざいの実技は面接形式とされ、事例をもとにその場で説明する力が問われます。日本FP協会の実技は筆記形式とされ、論述や計算への対応が必要です。
学科合格後に気を抜かず、選んだ実技形式に合わせた対策を早めに始めることが大切です。
CFPが難しいと感じやすいポイント
6課目すべてに合格する必要がある
CFPは、1課目に合格してもそれだけで認定されるわけではありません。6課目すべてに合格する必要があります。
得意課目は順調に進んでも、苦手課目で足踏みすることがあります。たとえば金融は得意でも、不動産や相続の細かい論点で時間がかかる人もいます。
最初に全体像を把握し、どの課目から受けるかを決めておくと、途中で迷いにくくなります。
科目合格制のため長期戦になりやすい
CFPの科目合格制は、忙しい人にとってメリットです。一方で、合格まで1年、2年と長期化しやすい面もあります。
長期戦で難しいのは、知識よりもモチベーション管理です。途中で仕事が忙しくなったり、子どもの行事が重なったりすると、学習が止まりやすくなります。
1回の試験で何課目受けるかは、無理に多くしないことも大切です。確実に合格を積み上げる計画の方が、結果的に続けやすい場合があります。
合格後も認定要件や継続教育がある
CFPは、試験合格だけでなく、研修や実務経験などの認定要件を満たす必要があります。登録後も、資格を維持するための継続教育が求められます。
継続教育は、知識を更新し続ける仕組みです。FP分野は税制や社会保障制度が変わるため、実務に役立つ面があります。
ただし、更新や継続教育には時間と費用がかかります。取得後の負担も含めて検討しましょう。
AFP認定者であることが前提になる
CFP試験は、AFP認定者であることが基本の受験資格です。FP2級に合格していても、AFP認定を受けていない場合は、そのままCFPを受験できない点に注意が必要です。
AFP認定には、所定の研修や登録が関係します。費用や手続き、登録後の年会費も確認しておきましょう。
すでにAFP認定者なら、CFPへのステップは比較的見えやすくなります。まだの場合は、AFP登録の必要性から判断するとよいでしょう。
FP1級とCFPはどちらを先に取るべき?
国家資格を重視するならFP1級
国家資格としての分かりやすさを重視するなら、FP1級が向いています。金融、保険、不動産などの職場で、資格欄に書きやすい点もメリットです。
FP技能士資格自体は、基本的に更新手続きがありません。取得後の維持費を抑えたい人にも選びやすい資格です。
ただし、受検資格と学科試験の難しさがあります。実務経験があり、まとまった学習時間を確保できる人に向きやすいルートです。
国際的なFP資格や継続学習を重視するならCFP
FPとして継続的に活動したい人や、相談業務を本格的に考える人にはCFPが合う場合があります。国際的なFP資格としての見え方もあります。
CFPは更新制度があるため、知識を定期的にアップデートする必要があります。これは負担である一方、相談業務では信頼につながる面もあります。
講師、執筆、個人相談などで「FPとして活動している」印象を出したい人は、CFPを検討する価値があります。
FP2級・AFP取得後ならCFPから進む選択肢もある
FP2級に加えてAFP認定者であれば、CFPから進むルートは現実的です。課目ごとに受験できるため、仕事や家庭と両立しながら進めやすいからです。
さらに、CFP全6課目合格後にFP1級実技へ進めるルートもあります。FP1級学科を直接突破するのが不安な人にとっては、有力な選択肢です。
ただし、CFPにも時間と費用がかかります。短期で国家資格を取りたいのか、長期で専門性を積み上げたいのかを先に決めましょう。
実務経験や受験資格によって現実的な順番は変わる
どちらを先に取るべきかは、現在の状況で変わります。実務経験がある人とない人、AFPを持っている人と持っていない人では、選べるルートが違います。
目安としては、次のように考えると整理しやすいです。
- 実務経験があり、国家資格を急ぐならFP1級
- AFP認定者で、課目ごとに進めたいならCFP
- 実務経験が不足しているならCFP経由も検討
- 維持費を抑えたいならFP1級を優先
迷う場合は、まず受験資格を公式サイトで確認し、受けられる試験から逆算しましょう。
FP1級とCFPの費用・維持費を比較
受験料の違い
調査時点では、FP1級は学科8,900円、実技はきんざい25,000円、日本FP協会20,000円とされています。合計では、おおむね3万円前後の受検料になります。
CFPは1課目6,600円で、2課目以上の出願時は、1課目ごとに3,300円が加算されます。
受験料は改定される可能性があります。申込前には必ず、きんざいと日本FP協会の公式サイトで最新の金額を確認しましょう。
教材・講座費用の目安
教材費は、独学か講座利用かで大きく変わります。市販テキストや問題集中心なら、数万円以内に収まることもあります。
通信講座や通学講座を利用する場合は、FP1級・CFPともに費用が大きくなります。講座を選ぶときは、価格だけでなく法改正対応、質問サポート、教材更新の有無も見ましょう。
独学で目指す人もいますが、範囲が広いため、過去問演習と最新制度の確認は欠かせません。不安がある分野だけ講座を使う方法もあります。
CFPは登録料・年会費・継続教育費も確認したい
CFPは取得後の維持費も考える必要があります。日本FP協会の年会費、CFP登録時の手数料、継続教育にかかる費用などが関係します。
調査時点では、日本FP協会の年会費は12,000円、CFP初回登録料は5,000円とされています。また、CFP認定者として資格を維持するには、2年ごとの更新と所定の継続教育単位が必要です。
費用や条件は変わる可能性があります。CFPを目指す場合は、受験料だけでなく登録後のランニングコストも確認しておきましょう。
資格取得後のコストも含めて判断する
取得後のコストを抑えたいなら、FP1級の方が負担は少ないと考えられます。FP技能士資格自体には、基本的に更新や年会費がありません。
一方、CFPは継続教育があるため、費用と時間がかかります。ただし、知識を更新し続ける仕組みとして活用できる面もあります。
コスパを考えるときは、「受験料が安いか」だけでなく、「取得後にどのように使うか」まで含めて判断することが大切です。
仕事・転職・副業で活かしやすいのはどちら?
金融・保険・不動産業界での見られ方
金融、保険、不動産業界では、FP1級もCFPも専門性のアピールになります。特にFP1級は国家資格として分かりやすく、社内評価や資格欄で伝わりやすい面があります。
CFPは、FPとして継続的に学び、相談業務に取り組む姿勢を示しやすい資格です。顧客向けの相談や提案業務では、信頼材料になる可能性があります。
ただし、転職や昇進で評価されるかは会社や職種によります。資格に加えて、実務経験や提案力、顧客対応力も重要です。
相談業務・ライター・講師業での活かし方
家計相談、マネー記事の執筆、セミナー講師などでは、FP1級やCFPの肩書が信頼につながることがあります。プロフィールに専門性を示しやすいからです。
とくに一般向けにお金の話をする場合、住宅ローン、教育資金、保険、資産形成、相続などを横断して説明する力が求められます。両資格の学習内容は、この基礎づくりに役立ちます。
副業で活かすなら、資格取得後に実績を作ることも必要です。記事執筆、相談事例、セミナー登壇など、何ができるかを見せる工夫が大切です。
独立を考えるなら資格名だけでなく実績も重要
独立を考える場合、FP1級やCFPは信頼の入口になります。しかし、資格名だけで相談依頼が増えるとは限りません。
実際には、得意分野、相談経験、発信内容、料金設計、集客方法なども必要です。たとえば、子育て世帯の家計相談に強い、住宅購入前の相談に強いなど、専門分野を見せることが重要です。
資格はゴールではなく、仕事につなげるための土台です。取得後にどう活動するかも同時に考えておきましょう。
家庭のお金の管理にも知識は活かせる
FP1級やCFPの学習内容は、仕事だけでなく家庭にも役立ちます。住宅ローン、教育資金、保険、資産運用、税金、相続などは、子育て世帯にとって身近なテーマです。
共働き家庭では、収入が複数ある分、家計管理や将来設計が複雑になりやすいです。学んだ知識を使えば、家族でお金の話をしやすくなります。
資格取得がすぐ収入につながらなくても、生活の判断力が上がることは大きなメリットです。
実体験として確認しておきたい学習計画のポイント
平日・休日で勉強時間を分けて考える
忙しい人は、毎日同じ時間を勉強にあてようとすると挫折しやすくなります。平日と休日で役割を分けると続けやすいです。
たとえば、平日は通勤中や昼休みに30分、休日に2〜3時間のまとまった演習時間を取る方法があります。平日はインプット、休日は過去問演習にすると効率的です。
子どもの体調不良や仕事の繁忙期で予定が崩れることもあります。予備日を作り、1週間単位で帳尻を合わせる計画がおすすめです。
家事・育児と両立するなら短時間学習を積み上げる
家事や育児と両立するなら、長時間学習より短時間学習の積み上げが現実的です。15分でも、計算問題を1問解く、用語を確認する、講義音声を聞くなどはできます。
スマホで一問一答を解く、音声講義を家事中に聞く、寝る前に間違いノートを見るなど、生活の中に学習を置く工夫が役立ちます。
完璧な勉強日を目指すより、ゼロの日を減らす意識が大切です。特にCFPのような長期戦では、細く続ける力が合格に近づきます。
過去問中心か、講座利用かを早めに決める
FP1級もCFPも、過去問演習は重要です。テキストを読んで理解したつもりでも、実際の問題を解くと手が止まることがあります。
独学で進めるなら、過去問を早めに解き、出題傾向をつかみましょう。間違えた問題は、なぜ間違えたのかを記録しておくと復習しやすいです。
講座を使う場合は、法改正対応、質問サポート、スマホ視聴、教材の見やすさを確認しましょう。費用だけで決めず、自分の生活に合うかが大切です。
長期戦になる場合は家族の理解も大切
FP1級でもCFPでも、一定期間は家族との時間調整が必要になります。特にCFPを1〜2年かけて進める場合、家族の理解があると続けやすくなります。
試験日、直前期、休日の勉強時間をあらかじめ共有しておくと、家事や育児の分担を相談しやすくなります。
資格勉強は本人だけの問題に見えますが、家庭内の協力で負担感が変わります。無理のない計画を家族と一緒に作りましょう。
FP1級とCFPで迷ったときの選び方
短期集中で挑戦したい人
短期集中で一気に上位資格へ挑戦したい人は、FP1級が向いています。特に実務経験があり、受験資格を満たしている人は、直接FP1級を目指しやすいです。
FP1級は学科の負担が大きい分、合格後は国家資格として分かりやすくアピールできます。取得後の更新費用を抑えたい人にも合います。
ただし、直前期にまとまった学習時間が必要です。仕事の繁忙期や家庭行事と重ならない時期を選びましょう。
科目ごとに少しずつ進めたい人
仕事や育児でまとまった時間が取りにくい人は、CFPが合う場合があります。6課目を分けて受験できるため、生活に合わせて計画しやすいからです。
今回は1課目だけ、次回は2課目というように調整できる点は大きなメリットです。無理に全課目を一度に狙わなくても進められます。
一方で、長期戦になるほどモチベーション管理が重要です。合格課目を記録し、次に何を学ぶかを明確にしておきましょう。
資格の維持費を抑えたい人
資格取得後の維持費を重視するなら、FP1級が選びやすいです。FP技能士資格自体には、基本的に更新や年会費がありません。
CFPは、年会費や更新、継続教育に関する費用がかかります。長く資格を維持するほど、ランニングコストを考える必要があります。
ただし、CFPの継続教育は、知識更新の仕組みとして役立つ面もあります。費用を負担と見るか、自己投資と見るかで判断が変わります。
対外的な信頼性を高めたい人
対外的な信頼性を高めたいなら、FP1級もCFPも有効です。国家資格を強調したいならFP1級、国際的なFP資格や継続学習を示したいならCFPが向いています。
相談業務や独立を考える人は、最終的に両方を目指す選択肢もあります。CFP全6課目合格からFP1級実技へ進むルートを使えば、両資格を視野に入れやすくなります。
ただし、資格を増やすほど費用と時間もかかります。まずは自分の目的に直結する資格から選びましょう。
まとめ|FP1級とCFPは目的と生活スタイルで選ぶ
FP1級とCFPは、どちらが一方的に難しいというより、難しさの種類が違います。FP1級は広い範囲を一気に突破する力、CFPは6課目を計画的に進める継続力が求められます。
国家資格を重視し、維持費を抑えたいならFP1級が候補です。AFP認定者で、課目ごとに学びながら専門性を高めたいならCFPが向いています。
迷ったら、まずは受験資格、学習時間、取得後の使い道を確認しましょう。自分の生活に合うルートを選ぶことが、最後まで続けるための一番の近道です。
FAQ
FP1級とCFPはどっちが難しいですか?
難しさの種類が異なります。FP1級は広い範囲を一度に仕上げる応用力が求められ、CFPは6課目を計画的に突破する継続力が必要です。
FP1級とCFPはどちらを先に取るべきですか?
受験資格と目的によります。実務経験があり国家資格を重視するならFP1級、AFP認定者で課目ごとに進めたいならCFPが選択肢になります。
CFPに合格するとFP1級に有利ですか?
CFP資格審査試験の全6課目に合格すると、FP1級実技試験へ進めるルートがあります。ただし、FP1級を取得するには実技試験の合格が必要です。
FP1級とCFPは独学でも目指せますか?
独学で目指す人もいます。ただし、どちらも範囲が広く、過去問演習や法改正対応が重要です。不安な分野だけ講座を利用する方法もあります。
CFPは更新が必要ですか?
CFP認定者として資格を維持するには、所定の継続教育や更新が必要です。費用や条件は変更される可能性があるため、日本FP協会の公式情報を確認しましょう。



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